2023年6月6日(火)〜12日(月)まで、今年で19回目となる66展が開催されています。
1936年に細野組本社ビルとして建てられた近代名建築である細野ビルヂング
21年前、築後66年にちなんで、6月6日午後6時6分からビルを活かしてイベントをしよう、できれば66人の作家を集めよう、と山本、河田、私の三人がビルのオーナーを巻き込んで始まった66展、その後、コロナ禍でやむなく2回の中止はあったものの、オーナーの努力で19回目を迎えることとなりました。
今回、わたしは二対のドローイング作品を展示しています。
写真の右手に写っている立体作品を創作されたのは、楠井さんという大阪の作家さんで木版画をベースにいろんな形で表現をされています。
今回二回目の参加で、なにやら生々しくも可愛らしさを持つ不思議な作品が鎮座ましましております。
彼女は、66展というイベントは「ボーダーレス」な展示、だと言います。
良いか悪いか、なるほどその言葉はこの催しを表現するのにぴったりだなと思いました。
国籍、年齢、性別、学歴、作家歴、などなど、特にこだわるテーマもなく、作家が勝手に創り上げている、アメーバのように増殖を繰り返している、そんな「ボーダーレス」な作品たちが地下から、3階まで、あちこちに点在するイベントです。
ビルのオーナーの細野さんは、努力していない、強いこだわりを持たず、ええ加減にやってきたから続いてきたんやね、と豪快に笑います。それは、自分自身の作家活動にもいえるのかな、" ええ加減は良い加減 " そんな気がしています。
展示は12日月曜日までです。
作品だけでなく、ビルの面白さもご覧いただける機会となりますのでお近くへお越しの際は是非お立ち寄りください。
「66展 X IX」
2023年6月6日(火)〜12日(月)
細野ビルヂング
大阪市西区新町4-5-7
大阪メトロ「西長堀駅」4C出口すぐ
※オープニングイベントとして6月6日(火)6:06pmよりアートイベントを行います。
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