私が卒業したアートスクールについてご質問をいただくことが多いので、マサモードアカデミーオブアート(以下、マサモード)について少し記したいと思います。
創設者であるマサ・アカシ先生は猪熊弦一郎や長沢節に師事し、東京のセツ・モードセミナー(以下、セツ・モード)創設時の講師としても活躍され、その後1959年、大阪でその前身となるスタイル画教室を開講し、現在に至ります。
美しく描かれるマサ・アカシ先生のモードデッサンやクロッキー、水彩画は、意図的なものと偶発的な線で迷いなく描かれる、自由な作品たちが魅力的です。
セツ・モードは東京で、当時の私には通うことは難しかったため、大阪で専門的に学べるアートスクールを探して、たどり着いたのがマサ先生の作品でした。
マサモードでは、主に、モードデッサンや人物クロッキーを中心に、ファッション画やスタイル画の技術を身につけます。
石膏デッサンや、水彩画の基礎もしっかり習得できました。
とはいえ、型にはめられることは全くなく、自由に描くことを初めから許される、そういった環境であったため、肯定的に絵と向き合うことができました。
Masa Mode Academy of Art: https://www.mm-art.com/
写真は当時の佐上の線画作品↑(額サイズ:727㎜×545㎜)
当時、河田さんは私の先輩で、のびのびとした線で風景や人物を描く作品を見て「かっこいいな〜」と影響を受けたことを覚えています。
河田潤一 2022年
わたしはマサモードに2年6ヶ月間在籍し、卒業後初の展覧会となった河田さんとの二人展を、大阪gallery CENTENNIALにて行うことになります。
それ以降、長い長い各駅停車なお付き合いは線路のように続き、今回の京都での展示という駅へと繋がり、たどり着きました。
2022.9.4.sun〜9.25.sun 河田潤一+佐上まりこ(旧姓ばーらー)二人展 「KAWATA+SAGAMI」
マサモードがあって、この出会いあり、感謝しています。
引き続きどうぞよろしくお願い致します。
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